買い物依存の背景にあるもの

買い物依存の背景にあるもの

買い物依存の背景にあるもの

 

 

買い物によって嫌な気分を解消したり、落ち込んだ気分を高揚させることが習慣化すると、買い物をしていないときの日常生活は、ますます単調でみじめなものに思えてきます。

 

買い物に走るような女性は、それでなくても刺激的な生活を求める傾向があります。

 

 

ひとりぼっちで空疎な生活には耐えられません。

 

自分を活気づけるために、あるいは贈り物など人間関係を物を媒介としてつなぎとめるために、さらに刺激的な衝動買いへと突き進むことになります。

 

普段ならめったに買わない高級ブランドの時計や服に大金を払ったり、一度に色違いの服を何着も買ったりします。

 

 

こうした刺激を追求する行動には、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が大きくかかわっていると考えられています。

 

覚醒をつかさどるA6神経核(青斑核)はノルアドレナリンによって、興味や意欲にかかわるA10神経核はドーパミンによって刺激を受けています。

 

 

例えばサルを使った実験では、キーをたたくとA10神経が刺激されるように設定したところ、そのサルは食事をとるのも忘れてキーをたたき続けたという報告もあります。

 

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ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質は、物質乱用者が用いるアンフェタミンなどと同じような化学構造をしています。

 

このため、ドーパミンやノルアドレナリンが噴射されると、まるで覚醒剤を飲んでいるのと同じような状況になります。

 

 

買い物依存にはまりこんだ人々が実際に買い物をしているときは、A6神経やA10神経が刺激されて活発に働き、異常な精神の高揚状態にあるといえます。

 

いったんこのような行動を経験すると、制御することはなかなか難しくなります。

 

 

薬物依存の人が薬の量をどんどん増やしていき、薬が切れると激しい落ち込みをみせるのと同じように、買い物依存の人は金遣いがとめどなく荒くなります。

 

そしてその後で、ひどい気分の落ち込みに苦しめられるという悪循環に陥るケースが多いようです。

 

 

こうした人々にとって、買い物はまさに強迫行為であり、買い物に走らせるのは強迫観念です。

 

ほかの依存症と同じく、現状からの逃避、不安感からの解放、そして自己回復の手段なのです。

 

 

依存とは心の安定や心地よさを求めて何かにすがる行為です。

 

寂しいときや強いストレスを感じたときに、癒しを求める行為であるといってよいでしょう。

 

子どもが指をしゃぶるように、それ自体悪いことではありません。むしろ生きていくうえで不可欠なことともいえます。

 

 

ほとんどの人は、何らかの依存対象をもっているものです。手っ取り早く自分を元気づけるものが、酒であったり、趣味だったり、それが買い物の場合もあります。

 

しかし、その対象から離れられないほどのめりこんでしまうとき、依存症とよばれることになります。

 

 

 

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