単身赴任がもたらすストレス

単身赴任がもたらすストレス

単身赴任がもたらすストレス

単身赴任がもたらすストレス

 

 

単身赴任の制度面からみれば、以前に比べて格段に充実したといえるのですが、本人や家族のストレスは軽減しているのでしょうか。

 

夫は深酒におぼれ、妻は忙しさにイラだち、子どもは情緒不安定から非行に走る、そんな単身赴任のイメージが流布するようになってから、各種の調査機関によって、本人や家族を対象にメンタルヘルス(心の健康)調査が行われました。

 

 

その結果、統計的にはメンタルヘルスの悪化が確認された事実はありません。

 

反対に、単身赴任者のほうが会社への忠誠心や勤労意欲が高い、という傾向さえうかがえます。問題が起きた家族はごく一部にすぎなかったのです。

 

 

マスコミが騒ぐほどではなかった、という見方もありましたが、当時の単身赴任の多くが、管理職を対象にした栄転だったことは見逃せません。

 

地位が上がり、部下が増え、より大きな仕事ができるという満足感がストレスを上回ったと考えられます。家族にとっても、夫や父親が出世して本社に帰ってくるまでの我慢と、許容できるものでした。

 


 

 

しかし、そうした時代は確実に終わりを告げています。単身赴任の大義名分となった栄転は減り、国際化やリストラ、リエンジニアリングのために、横すべりの転勤や出向が増えています。

 

その対象も、かつての部長や課長中心から、係長や一般社員にまで広がり、赴任期間も2年以上と長期化する傾向になっています。

 

 

別居手当はわずかであることが多く、家計を圧迫するうえ、低年齢化する子どもの受験に伴う教育問題、高齢化社会でさし迫ってきた両親の介護など、その家庭でさまざまな負担を抱えています。

 

核家族では、これらの負担やストレスを軽くする人手も心の支えもないまま、残された妻だけにその重圧がのしかかります。

 

 

単身赴任をめぐるメンタルヘルスの環境や条件は、確実に厳しくなっています。しかし、単身赴任をめぐる日常的なストレスを感じながら、どうにかして耐えていることも事実です。

 

なかには、単身赴任先で夫は趣味を深めて独身生活を楽しみ、妻は夫の会社中心のライフスタイルから解放され、規則正しい健康的な家庭生活を立て直し、父親不在のために子どものしつけに真剣になったという家庭もあります。

 

 

単身赴任を災厄とせず、福に転じるためには、単身赴任のストレスをよく理解して、認識を深めることが大切です。

 

 

余暇の活用でストレスの解消を

 

単身赴任のストレスを解消するには、余暇の活用が重要なポイントになります。

 

休日にはスポーツ、釣り、ドライブなどで屋外に行き、できるだけからだを動かすようにします。地域の公民館やコミュニティセンターなどは、さまざまなサークル活動の場になっているので、同じ趣味をもつ人を探すのに適しています。

 

こうして赴任先の話題を仕入れることで、久しぶりに家族に会ったときは会話を楽しむことができます。

 

 

仕事でパソコンを使う人なら、インターネットで地元の情報を掲載したホームページを探し、メールを出してみて、気に入ったら会合に参加してみるのもよいでしょう。

 

単身赴任者自身が開いているブログも少なくありません。

 

 

単身赴任者の多い都市部はシングル人口の多い地域でもあります。

 

家族と引き離されたと後ろ向きにならず、「今だけシングル」と考えて、地域で同じシングル仲間をつくるのもひとつの方法です。

 

 


 

大切にしたい家族との交流

 

家族との交流は何にもまさるストレス解消法です。単身赴任者は平均して2日に1回は家族に電話をしているといわれますが、できればメールなど文章で交流を図ることも大切です。

 

日ごろは口にできないことでも、文章なら書ける場合があります。赴任先から季節の花を贈ったり、妻だけを赴任先に呼んで小旅行をするのもよいでしょう。

 

 

あまり別居意識をもたず、家族との日常の延長を意識しながら、ちょっとした非日常的体験に挑戦できるのも単身赴任のよいところです。

 

そして妻にもストレス解消の機会が必要なことをつねに忘れず、惜しまずにいたわりの心を伝えるようにしましょう。

 

 


 

 

 

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