ストレスの症状

ストレスの症状

 

 

ストレスには誰もが同じように自然な反応をします。それは、日々の生活が危険に満ちていたころの、祖先から受けついだ「闘争か、逃避か」という反応です。

 

ストレス信号が脳に伝わると、この反応が行動となって現れるのです。

  • 呼吸が速まり、からだへの酸素供給量が増える
  • 心拍数が多くなり、行動に備えて血行もよくなる。脈も速くなる
  • 血圧が上がる
  • けがに備えて血液凝固機能が高まる
  • 行動しようと筋肉が緊張する。走る準備のために脚の筋肉が緊張したり、闘いに備えて握りこぶしやあごの筋肉がしまる
  • 闘いで熱が上がるのに備えて、汗が増える
  • 突然排尿したくなる
  • 口がかわいた感じがする
  • 視野をよくしようと瞳孔が広がり、目に入る光の量が増す
  • 知覚が鋭敏になり、思考も決断も速くなる

 

しかし、このストレスに対する正常な反応が過度になったり、長時間続いたりすると、からだがうまく対処できなくなり、ストレスの症状が出てきます。

 

短期間のストレスでもさまざまな症状が現れますが、この場合は、ストレスの原因を取り除くと軽快します。

 

ストレスに関連する症状は次のようなものです。

  • 神経過敏
  • 不眠
  • 性生活上の問題
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 動悸
  • 消化不良
  • 下痢や便秘
  • 落ち込みや不安
  • 皮膚炎

 

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多彩な症状を引き起こす過剰なストレス

 

現代はストレス時代だといわれます。

 

仕事や人間関係のトラブル、子どもの進学問題、老後の心配など、さまざまなストレスに絶えず見舞われていますが、こうした刺激に対し、私たちのからだは防御する働きを備えています。

 

それに大きくかかわるのが神経です。神経には、脳と脊髄からなる中枢神経と、末梢神経とよばれる12対の脳神経と31対の脊髄神経があります。

 

 

末梢神経系はその働きによって、からだの各部分を自分の意思で動かす体性神経系(動物神経系)と、自分の意思とは無関係に、からだの内部の情報や外部からの刺激に反応する自律神経系(植物神経系)に分けられます。

 

自律神経系には、さらに交感神経と副交感神経があり、互いに同じ器官に対して反対の作用を及ぼす形で働いています。

 

 

例えば怖いホラー映画を見て心臓がドキドキするというときには、交感神経が興奮し、心臓の収縮を盛んにさせ、その結果、拍動が速くなります。

 

 

一方、副交感神経が興奮すると、心臓の拍動は遅くなります。胃腸の働きは心臓と逆で、交感神経が興奮すると運動が抑えられ、消化液の分泌が減少します。

 

副交感神経が興奮すると胃腸の働きは活発になり、消化液の分泌も増加します。

 

 

通常、ストレスが加わると交感神経が興奮し、各器官を緊張状態にしますが、その後、副交感神経がなだめ役となって、全身を弛緩、鎮静させます。

 

しかし、ストレスが過剰になると防衛力を超えてしまい、ついには交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、さまざまな変調をもたらします。

 

 

倦怠感や不眠、食欲不振、肩こりといった不定愁訴から、胃炎、大腸炎、月経不順、さらにはがんや心臓血管疾患を引き起こすこともあるともいわれています。

 

こうした状態にならないためには、ストレス解消法をマスターすることが大切といえるでしょう。

 

子どものストレスサイン

 

小さい子ほど、身体的な症状として現れることが多いものです。たとえば、登校時やプール教室に行く前など、原因がないのにおなかが痛くなることがあります。

 

休むことにするとすぐ治ってしまうため、子どもを責めがちですが、温かく受け止めてやるのが解消の早道です。

 

 

また、やたらにまばたきをしたり、首を振ったりするチックとよばれる症状が現れることがあります。

 

本人が気にするようになると症状が悪化しますから、知らないふりをして、子どもがゆったりすごせるよう気を配りましょう。

 

 

 

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