スーパーウーマン症候群の原因と心の葛藤

スーパーウーマン症候群の原因と心の葛藤

 

 

スーパーウーマン症候群が増加する原因には、歴史的、社会的な背景も大きいようです。

 

シェイヴィッツは、この女性特有の病が生じるターニング・ポイントとして、1970年代前半の「女性解放運動」をあげています。

 

 

一方、日本では86年に「男女雇用機会均等法」が施行され、同年「日本女性管理職協会」が発足しました。

 

遅まきながら日本女性の労働環境が見直され、「女性が自由な発想をもって職業を選び、働く」道が少しずつ開けてきたわけです。

 

 

この結果、次々とキャリアウーマンが誕生し、第一線で働く女性たちが注目を集め始めました。

 

しかしその一方で、いまだに産休や育児休暇、託児所などの職場環境は整備されておらず、女性に対する偏見が残る職場も少なくありません。

 

 

第一線で働く女性たちも、「自分たちは母親と違う、新しいタイプの女性」という意識を強くもち、勢い込んで男性社会に飛び出したため、男性より有能で完壁な成果を出さなければいけない、家庭でも妻、母親、あるいは娘としての役割を完全に果たさなければならない、と思い込んでしまう傾向があります。

 

 

また、スーパーウーマン症候群の外的要因である、幼い時代につちかわれた保守的な教育が、社会にも個人にも根強く残っており、現実に社会に進出してみると葛藤が生じやすいのです。

 

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人に任せることが大切

 

もっとも大切なのは「何もかも抱え込まない」ことです。

 

自分でやりきれないものは、思い切ってほかの人にお願いすることが必要です。

 

 

そのためには、自分ですることをほかの人に任せること、やらなくてもいいことなどを明確にしておく必要があります。

 

以下のような方法をとると、まとめやすいでしょう。

 

  1. 家庭や会社、サークル、ボランティアなど自分が所属しているものを書き出し、「自分にとって一番大切な人」、「大切なもの」、「目標」を考えます。
  2. 「行動計画」を設定します。行動計画は「やるべきこと」「それをする人」「時間・期間」に分けます。
  3. スケジュールを週ごと、月ごとにまとめます。

 

書き加えたり消したりする作業を毎日、毎週続けます。

 

 

たまには空き時間をつくり、充電期間に当てることも必要でしょう。

 

スケジュールが予定で一杯になったら、できないことはできないと割り切り、何か1つをあきらめるか、ベビーシッターや家庭教師、会社の先輩、後輩、友人などに任せることも必要です。

 

 

 

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