テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)から抜け出すには

テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)

 

 

テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)

 

テクノ依存症はパソコン・インターネットにのめり込みすぎて起こります。

 

パソコン不安症の立場からみればパソコンにのめり込むほど相性がいいのなら問題はない、ということになりますが、こちらのほうが実は問題の根は深いのです。

 

 

というのは、不安症は原因となるパソコンから離れれば症状の軽快をはかることができますが、依存症の場合は本人自身がパソコンから離れることを望まないことが多いからです。

 

パソコンが不調の原因とは思わず、むしろ気分転換に役立っていると信じている場合も少なくありません。

 

 

そのために根本的な治療が成立しにくいのです。

 

よく「パソコン中毒」「ネット中毒」といわれる人がいます。

 

実用的な目的の範囲を超えてパソコンやインターネットに夢中になり、アクセス時間が経済的にも時間的にも生活に支障をきたすほど多くなっているのにやめられない人たちです。

 

 

こういう人は、「やればやるほどエスカレートしていく」「そのことばかりを考えている」「それなしでは生活に満足を得られない」という依存症特有の特徴がみられます。

 

 

つまり、アルコール依存症と共通する病理なのです。

 

具体的に心身に病的な症状が現れていなくても、このような人はテクノ依存症予備軍といえます。

 

では、どのような人がパソコン・インターネット依存症になりやすいのでしょうか。

 

性格の傾向としては、

  • 責任感が強い
  • まじめである
  • 融通が利かない
  • 物事を白黒で割り切ろうとする
  • 人づきあいが得意ではない

といった人に多くみられます。

 


 

パソコンで処理しきれない問題が起きると自分を追いつめる

 

パソコンが得意な人は、多くの仕事を任せられ、持ち前の責任感からそれをすべてこなそうとします。

 

そのうち長時間のパソコン操作で疲労が蓄積していき、もともと人づきあいが苦手なために、職場でも家庭でも人間と接することがわずらわしくなり、疲れている身には結論を明確に出してくれるパソコンのほうが接していて楽に感じるのです。

 

 

そうして、どんどんパソコンにのめり込んでいく、というパターンが多いのです。

 

 

具体的な症状は、多くの場合、目の疲れや肩こり、腰痛など身体的な症状から始まります。

 

それがしだいに精神的な疲労に移行し、人間関係の不調、不眠や日中の眠気といった生活リズムの乱れ、うつ状態などがみられるようになります。

 

 

もっとも気をつけなくてはならないのは、パソコンで処理しきれないようなトラブルに直面したときです。

 

このタイプはパソコンの能力を全面的に信じるあまり、パソコンで処理しきれない問題が起きると自分の能力が至らないせいだと自分を責める傾向があります。

 

そうすると、自信喪失、自己嫌悪という、うつ気分に拍車をかける精神状態に追い込まれてしまうのです。

 


 

パソコン・ネット依存を克服するには人間的なふれあいが鍵

 

テクノ依存症の場合は、少しやっかいです。まず本人がパソコン・インターネットにのめり込みすぎていることを自覚しなくてはなりません。

 

周囲の人がパソコンに接している時間を計算して、それが家族と接している時間に比べてどれくらい多いかなど、本人が納得しやすい具体的なデータを示すのもひとつの方法です。

 

 

それから、会社のサークルや個人的な趣味の集まりに参加して、なるべく人と直接接する機会を増やすようにします。

 

そういう生活に慣れてきたら、旅行などをして、数日間パソコンにまったく触れない環境をつくることも効果的です。

 

 

こうして多くの人に接し、多様な経験を積むことで、現実の社会がパソコンによって得られる明快な回答だけでは把握しきれない、ぼんやりしてあやふやな要素がたくさんある世界だという認識を持つようになります。

 

 

さらに、疲れをためこまないように1時間に1回はパソコン操作の手を休めて休憩をとり、仕事にメリハリをつけることも重要です。

 

 

自宅でも、インターネットなどにアクセスする時間や曜日を決め、それ以外のときはパソコンの前から離れて家族や友人と過ごす、などの心がけもほしいところです。

 

 

また、うつ状態が強いときは精神科の医師に相談して、必要に応じて抗うつ剤などの服用も考えるべきでしょう。

 

 

テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)から抜け出すには、まずパソコンを離れ、家族や友人とふれあうゆとりのある時間を持つことが大切です。

 


 

 

 

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