急増するパソコン普及率とともに広まったテクノストレス

急増するパソコン普及率とともに広まったテクノストレス

 

 

映画「2001年宇宙の旅」では、「ハル」という超大型コンピュータが人間的な意志を持ち、人間と対立して殺人まで犯すというストーリーが描かれています。

 

この映画がつくられたのは1968年です。スタンリー・キューブリック監督の時代を見通す眼力の確かさは、この映画によって不滅の評価を受けることになりました。

 

 

単なる道具ではなく、ある意味では人間の頭脳によく似た発展性のある能力を持ち、しかし血の通った人間でもない、コンピューター。

 

欧米でパソコンが一般に普及し始めた1980年ごろからこの最先端のテクノロジーに対して何らかのストレスを感じる人が増えてきました。

 

 

コンピュータが単に便利な道具というだけでなく、時に人間の心を脅かす存在にもなりうることに、人々が気づき始めたのです。

 

1984年、アメリカの心理学者ブロードはコンピュータ・テクノロジーに適応しきれずに生じる心身の異常について「テクノストレス」という言葉を使いました。

 

これはあまりに時代に即したネーミングだったために、医学的な定義がされないまま世界中に広がり、そのためどの症状がこの分類に入るか、明確にはまだ規定されていません。

 

 

一般的には、コンピュータ・テクノロジーが原因で生じる症状を総称して「テクノストレス症候群」と説明されています。

 

日本でも、急増するパソコン普及率とともに、この言葉がひんばんに使われるようになってきました。

 

 

 

スポンサーリンク


 

合わせて読みたい記事

テクノストレスとは?
1984年にアメリカの心理学者ブロードが、はじめてテクノストレスと言い出したときは、コンピュータに不適応な人が対象でした。
テクノ不安症、テクノ依存症の2つの疾患
テクノストレス症候群には、テクノ不安症、テクノ依存症の2つの疾患概念があります。
テクノストレス解消法
テクノストレスの解消法は、原因となるパソコンから遠ざかることです。しかし、この利便を放棄するのはテクノストレスとはまた別のストレスを生み出すことになります。
テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)
テクノ依存症(パソコン依存症・ネット依存症)から抜け出すには、まずパソコンを離れ、家族や友人とふれあうゆとりのある時間を持つことが大切です。
テクノ依存症の克服・体験談
「最近の夫は、まるでパソコンと結婚したみたいなんです」と東京都内の主婦の彩子さんが、心療内科を訪ねてきました。担当医は、「Aさんとの気持ちのすれ違いが、潜在的なテクノ依存症を引き出し、抑うつ状態を起こした」と判断し、しばらく休養をとらせ、奥さんを交えてAさんと十分な話し合いをさせました。その後、幸弘さんは、家の近所に仕事場を移し、アシスタントを雇い、奥さんが定期的に休息させるなどの配慮をして、順調に回復しています。

このページの先頭へ戻る