大根の栄養・効果効能 アミラーゼを含む消化酵素やビタミンCが豊富!

大根の栄養・効果効能

大根の特徴

大根は、昔から春の七草「すずしろ」の名で親しまれている代表的根菜です。

大根は、でんぷん分解酵素のアミラーゼを多く含み、消化吸収を促すため、胃の調子を整えるといわれます。

特徴1

大根に多く含まれるビタミンCは酸化しやすく、おろすと20分後には約8割に減るといわれています。
大根おろしは食べる直前につくりましょう。

特徴2

葉は緑黄色野菜です。
すぐに利用しないときは、さっと塩ゆでにして冷凍保存するなどできるだけ活用しましょう。

特徴3

根の部分では皮のほうが中心部よりビタミンCが豊富です。
むいた皮は塩もみ漬けやしょうゆ漬けにして利用しましょう。

特徴4

大根は東洋医学では食べ過ぎたときの消化剤として用います。

消化酵素やビタミンCが豊富な大根

消化酵素やビタミンCが豊富な大根

大根の原産地は諸説あり、はっきりしていません。
日本へは奈良時代以前に中国から渡来しており、栽培も簡単なため、京都の聖護院大根や鹿児島の桜島大根など各地で数多くの品種が生まれました。

現在、市場に最もよく出回っているのは、根の上の部分が日光を浴びて緑色になる青首大根です。

大根の栄養で見逃せないのが、根の部分に多く含まれるアミラーゼをはじめとする消化酵素群です。
アミラーゼはでんぷんの分解酵素で、胃もたれを防ぎ、胃炎や胃潰瘍を予防します。
そのほか、脂肪消化酵素リパーゼやタンパク質を分解するプロテアーゼ、解毒作用にすぐれるオキシダーゼなどの消化酵素も含まれています。

消化酵素は熱に弱いため、生で食べる大根おろしは、大根の上手な食べ方といえます。
よく焼き魚に大根おろしを添えますが、焼き魚のこげた部分に含まれるいトリプP-1などの発がん物質をオキシダーゼが分解することから、この組み合わせは理にかなっています。

消化酵素とともに多いのがビタミンCです。
特に葉の部分に豊富にあるので、捨てずに活用しましょう。

ビタミンCは皮膚や細胞同士の結合を強めるコラーゲンやエラスチンの生成に関係し、不足すると小じわやシミの原因になります。

葉にはビタミンCだけでなく、β-カロチンやカルシウム、鉄が多量に含まれています。
陰干しにして乾燥させたものは干葉(ひば)とよばれ、袋に入れて入浴剤にするとからだを温め、冷え性や痔、婦人病に効果があるといわれています。

大根の選び方と保存方法

大根は種類が豊富でそれぞれ収穫期が違うため、1年中出荷されています。

春や夏の大根は辛みが強いのでおろしに向いています。
秋や冬の大根は甘味が増しているので、煮物やふろふきに最適です。

大根を選ぶときは、葉の緑色が濃く、根はきめが細かく肌が白くて張りのあるものがよく、葉の茎を折って、軸に鬆(す)があるようなら根にも鬆が入っていることが多いので避けます。

根が曲がっていたり、ふたまたであっても、質や味には関係ありません。
切り分けられて売られているものは、鮮度が低下している可能性が高いので、なるべくまるごと1本購入しましょう。

なお、葉つき大根を買ったときは、葉はその日のうちに利用します。
根を少しずつ使うときは、残りはラップできっちり包んで冷蔵庫で保存します。

大根の栄養データ

()内は1日の栄養所要量に対する割合

タンパク質2.8/8.6g
糖質6.5/1.5g
リン59/238mg
カルシウム324(54%)/294mg(49%)
繊維質6.5/2.0g
3.2(29.1%)/3.5mg(31.8%)
ナトリウム151/55mg
ビタミンB10.32(40%)/0.10mg(12.5%)
ビタミンC162/98mg

※左値は根1本1.2kg中、右値は葉1本分200g中

大根を使った消化不良、二日酔いの改善に効果のあるメニュー

大根とホタテ貝柱、くこのサラダ

大根とホタテ貝柱、くこのサラダ【医食同源レシピ】
薄切りにした大根の上に、水煮缶詰のホタテ貝柱をほぐしてのせます。
酢、オリーブ油、くこの実、塩、こしょうを合わせたドレッシングをその上にかけます。

大根は生のまま使いますから、消化酵素の働きが期待できます。

ホタテ貝柱は腎臓によく、クコは疲労やめまい、腰や膝の痛みを緩和するといわれます。

大根と鶏手羽肉の煮物

表面に焼き色をつけた鶏手羽肉を大根と水、洒を加えて弱火で15分ほど煮ます。
みりん、しょうゆを加えてさらに10分間煮て、しょうがのしぼり汁を加えます。

生の大根はからだを冷やす働きがあるので、冷え性の人にはからだを温める肉や魚に添えたり、加熱して食べるほうがよいでしょう。
大根の葉があればゆでて3~4cmに刻み、青みとして煮上がりに添えると彩りがよくなります。