引きこもりの現状 - 引きこもりを生む社会や文化

引きこもりの現状

 

 

引きこもりの現状

 

相談機関などにおける医療関係者の推計では、性別では男性が圧倒的に多く、男女比はおよそ8対2とされます。

 

10代後半から30代前半までの相談が大半で、相談者の平均年齢は23~24歳ぐらいといわれています。

 

相談者の平均年齢が割に高いのは、中学や高校のときに始まっても、その後3~5年という引きこもりの時期を経て、将来を心配した家族が何とか本人を相談所に連れてくることが多いからです。

 

 

引きこもりの状態は実に多様です。引きこもる前と同じように家族とかかわっている人もいれば、自室にこもりっきりで、家族が寝静まるのを待つようにして居間に出てくるケースもあります。

 

自由に外出はできても就労や就学にはどうしても踏みきれない人や、いつも深夜に人目を避けて近所のコンビニエンス・ストアなどに出かける人、そして一切外出しない人もいます。

 

 

思春期の引きこもりは、不登校という形で現れるのが最も一般的なケースです。

 

学業上の挫折体験、いじめや教師とのトラブルなどから不登校になり、やがて引きこもることになります。

 

なかには、高校や大学を卒業しても先の進路が定まらず、足踏み状態で年月が経過していく人もいます。

 

退職や解雇を契機として引きこもり始める場合や対人関係の軋轢や破綻などから引きこもるケースもあります。はっきりした契機が見当たらないこともめずらしくありません。

 

 

引きこもりの原因は様々で、はっきりわかっていませんが、なりやすい性格があるといわれています。

 

いじめ

 


 

 

引きこもりを生む社会や文化

 

他人との関係を避けようとする、あるいは表面的な対人関係しか結ぼうとしない若者が増えているという指摘は、これまでさまざまな立場からなされています。

 

「オタク」などという言葉は、自分の殻や興味に閉じこもって周囲とかかわろうとしない最近の若者のライフスタイルを指すものです。

 

友だちと飲んだり語り合ったりするより、自分の部屋に帰ってテレビ、インターネットやゲーム・好きなDVDを見たり音楽を聞いたりするほうが快適と感じています。

 

 

こうした傾向の背後には、社会全体の関係性の変容があります。少なくとも大都市では、地縁的な地域共同体は崩壊したといっても過言ではありません。

 

子どもたちの現実の対人関係は、日中の数時間に限られ、残りの時間は各自の私的空間のなかで、インターネットやテレビやゲームなどのメディアを介して仮想の現実に没入するという生活が日常化しています。

 

 


 

共同性が希薄な社会では、他者との関係性が明瞭に意識されることは少なく、お互いに不必要な干渉を避けながら他者との表面的な関係を保つほかありません。

 

また、引きこもり問題を考えるとき、子どもたちのおかれている教育環境も見逃せません。

 

学業成績や運動能力においても、常に集団における順位や序列を自覚させられ、ついていけない子どもは、「落ちこぼれ」となって疎外されていきます。

 

「学校で正当に評価されなかった」「教師の扱いに傷つけられた」という体験をもっているケースも多いといわれます。

 

 

いじめの問題も無視できません。いじめにあって不登校や転校、耐えられずに結局退学を余儀なくされた場合、原因は自分にあると自らを責めてしまいます。

 

そして、ダメ人間、落ちこぼれというレッテルを自分自身に貼ることになり、いっそう自分を追い込んでいくことになります。

 

 

引きこもりの最初の症状である不登校に対して、本人や家族、周囲がどう対応するかも重要です。

 

 

「どうしても学校に行かなくてはならない」という決めつけ方をやめ、まず、親や友人との信頼関係を築き、行動範囲を少しずつ広げることから始めます。

 

専門家のカウンセリングを受けさせる方法もあります。

 

できるだけ既成の価値観にしばられずに、多様な選択肢があると伝えることも必要となります。

 

 


 

 

 

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