女性のイライラ・心の不調・落ち込みの治療には漢方が効く

女性のイライラ・心の不調・落ち込みの治療には漢方が効く

女性のイライラ・心の不調・落ち込みの治療には漢方が効く

 

 

心の病気未満のイライラや落ち込みに

 

女性でイライラや落ち込みで困っているなら、漢方による治療もおすすめです。「漢方で治るの?」と疑問に思うかもしれませんが、実際に心の不調で漢方に相談にきたり、治療を受けている人はたくさんいます。

 

心の不調のなかで漢方治療に向くのは、心の病気まではいかないイライラや落ち込み、軽いうつ病、PMS(月経前症候群)など女性ホルモンの問題によるものです。

 

 

病院で「異常なし」と診断されたけど、辛くてどうしたらいいか分からない、という人は漢方外来で相談してみることをおすすめします。

 

一方、統合失調症パーソナリティー障害などの場合は、精神科での専門的な治療が必要です。ただし、抗うつ剤などの西洋薬の副作用を改善するために漢方薬を併用することはあります。

 

 

心身に不調が出ているとき、西洋医学では症状のあらわれている組織や臓器ごとに異常の有無を調べますが、漢方ではひとりひとりの人間のバランスが崩れたために症状が起こると考えます。

 

漢方治療では部位ごとではなく、人間をトータルにみる視点が、女性の心の問題の治療に向いています。

 

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イライラにも落ち込みにも効果のある漢方薬

 

イライラにも落ち込みにも効果のある漢方薬は、たくさんあります。

 

心の不調に対しては「抑肝散」などをつかう

 

漢方薬は、自然界の動植物や鉱物からっくられた「生薬」を組みあわせたものです。西洋薬は病気や症状に直接作用して病気を治しますが、漢方薬はからだのバランスを整えることにより自然治癒力を高めて、病気を治します。

 

イライラにはこの薬、といったような決まった薬はありません。体質や症状を総合的に考えて選択します。心の不調には「抑肝散」や「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」がよく使われます。

 

イライラや落ち込みに効果的な漢方薬です。女性ホルモンのトラブルを改善する漢方薬のなかにも心の不調に効果があるものがあります。

 

まず2週間服用して効果や副作用をみる

 

漢方薬は、漢方の診察を受けたうえで、専門医に処方してもらうのが一番です。近くに漢方外来がない場合は、漢方薬局の薬剤師に相談してみましょう。

 

まず2週間ほど服用して、症状の変化や副作用の有無をみます。それに応じて、薬の種類や量、回数を調整します。

 

症状が改善する過程で「好転反応」と呼ばれる不快な症状が出ることがありますが、通常は数日でおさまります。ただ、副作用との区別は難しいので、不安があれば専門医や薬剤師に相談をしましょう。

 

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漢方薬ののみ方

 

心の不調に対しては最短でも3~6か月は服用

心の不調を改善するには、少なくとも3~6か月間の服用をおすすめします。のでいると調子がよいからと、数年以上のみつづけている人もいます。

 

朝は元気に、夜は落ちつかせて。朝晩で薬を使いわけることも

朝は心を元気にするような漢方薬、夜は心を落ちつかせて安眠を誘う漢方薬というように、薬を使いわけることでより効果が高くなることもあります。

 

調子がよくなったからと勝手に薬をのむのをやめないように

完治していないのに漢方薬を急にやめると再発することも。また、それまでのんでいた西洋薬を勝手にやめるのも危険です。医師の指示にしたがいましょう。

 

 

「虚・実」「気・血・水」などで「証」を決める

 

漢方では、人間のバランスを、体質をあらわす「証」でとらえます。「証」を求めるにはいろいろなものさしがあります。

 

たとえば、体力や病気に対する抵抗力を示す「虚・実」。「虚証」は体力があまりない状態で、「実証」は体力が充実している状態です。

 

生命活動を維持するのに必要な要素を示す「気・血・水」も重要。この3つのバランスがとれているときは健康ですが、どれかひとつでも不足していたり、流れが滞っていると、心身にさまざまな不調が出ると考えます。

 

「気・血・水」3つのバランスが大切

 

「気・血・水」3つのバランスが大切

 

・生命活動を維持するためのエネルギー。気の量そのものが不足すると気力がなくなる「気虚」に、どこかに滞ると「気滞」になります。また、気が下から上に逆流すると、のぼせや頭痛を起こしやすい「気逆」という状態になります。

 

・血液と血液の働きのこと。血液がリなくなる貧血状態を「血虚」、血液の流れが滞ることを「瘀血(お血)」と呼びます。

 

・血液以外の体液とその働き。汗や尿、リンパ液などをさします。水の流れが滞り、むくんだ状態を「水毒」と呼びます。

 

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漢方独特の「四診」に加えて心理テストも

 

医師は五感を使って診断する

心身の状態を調べる漢方外来を受診すると、ほかの診療科とは異なる方法で診察がおこなわれます。顔色、肌、舌の状態などをみる「望診」、症状などの話を聞く「問診」、声の調子や体臭などを聞きとる「聞診」、おなかや脈に触れる「切診」の4つがあり、この漢方独特の診察を「四診」といいます。

 

医師は五感を使って患者さんの体力や体質、心身の状態を総合的に診察し、「証」を決めるのです。こうした診察方法は、心の不調の場合も、からだの不調の場合も同じです。

 

受診する際には、診察のさまたげになるようなメークやマニキュア、香水などはできるだけ避けてください。

 

心理テストを併用することも

心の不調がある場合、エゴグラムなどの性格診断やうつ症状を調べる心理テストを行うこともあります。

 

同じ程度の心の不調だとしても、「たいしたことはありません」と我慢する人もいれば、「もう辛くて辛くてどうにもならないんです!」と強く訴える人もいるので、心の不調を客観的にとらえることも必要だからです。これらの診断と「四診」の結果を総合的にみて、漢方薬の処方を決め、今後の治療方針を立てます。

 

 

 

 

 

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