仕事中毒の人は慢性疲労の状態

仕事中毒の人は慢性疲労の状態

 

 

仕事中毒の人は働きすぎで、その日その日が疲れるだけでなく、日々の疲労が次第に蓄積し、慢性疲労の状態に陥ることになります。

 

その際、蓄積した疲労が肝臓や腎臓など特定の臓器の病変となって現れる場合もありますが、多くは、深く静かに全身の疲労が進みます。

 

 

慢性疲労の特徴としては、気力や集中力の減退、頭痛や不眠、イライラや食欲不振、めまいや吐き気、下痢や便秘、立ちくらみなどがあげられます。

 

こうした症状を放置しておくと、疲労がたまり、さまざまな病気を誘発するようになります。

 

 

慢性的な疲労をもたらす要因の一つが、夜勤業務です。人間には自然環境のリズムに対応して、からだの働きも一定のリズムで変化していく体内時計が備わっています。

 

昼は体温や血圧、脈拍数が上がり、交感神経が働いて活動に適しているのに対して、夜は体温や血圧、脈拍数が下がり、副交感神経が働いて活動には適さない状態になります。

 

 

このため夜勤、特に深夜業務はからだの生理リズムと不一致で、作業能力が低いときに無理して働くためにひどく疲れます。夜勤の疲れをとろうとして昼間に睡眠をとっても、今度はからだが活動態勢にあるため十分に眠れず、なかなか疲労が回復しません。

 

疲労を回復しないままに夜勤を繰り返していると、ひどい慢性疲労の状態に陥ってしまいます。

 

 

慢性疲労のもう一つの大きな要因は、十分な休息をとらないことです。

 

疲労が蓄積しても、ハードな仕事が続いた後にはしっかり休暇をとったり、残業を切り上げて定刻に帰宅できれば、慢性化は避けられます。

 

 

仕事中毒の場合は、せっかく週休2日制が普及しても、休日でも仕事が気になるとか、家にいるのが気まずいといった理由で休みに関係なく出社することが多くなります。

 

仕事がないときはつきあいのゴルフに出かけたりで、休息をとることがおろそかになりがちです。

 

こうして、疲労は次々にもち越され、気づいたときには、慢性疲労症候群の発病予備軍とでもいうべき状態に陥っています。

 

 

 

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